親知らずの由来

ご存知の方も多いと思いますが、顔の前から数えて8番目の歯を親知らずといいます。全ての人に生えてくるわけではなく、上下左右のどれかにだけ生える人、あるいはまったく生えてこない人もいます。

名前の由来はいくつか説があるのですが、十代後半から二十代前半に生えることが多く、親元から独立した後で生えるので親知らずと呼ばれるという説が有力です。分別がつく年齢になってから生えるので英語ではwisdom tooth(知恵の歯)といい、歯科医の間でも「智歯(ちし)」と呼ぶことが一般的です。私も最近になって知ったのですが、恋を知る年齢になって生えることから韓国語では「恋の歯」と呼ぶのだそうです。洒落た呼び方ですね。