歯垢(プラーク)という言葉をお聞きになったことがあると思います。歯の汚れという意味では一緒ですが、厳密には食べかす(食渣)と歯垢は違います。
食べかすは、食べたものの一部が歯や口の中にそのまま残ったものです。それに対して歯垢は食べかすをエサにして繁殖した細菌の塊で、ネバネバと歯の表面に粘着しているので口をゆすぐだけでは取れません。
歯垢はむし歯や歯周病(歯槽膿漏)の大きな原因になるので、しっかり歯磨きをして除去しましょう。

ご家族に就寝中の歯ぎしりを指摘されて、相談に見えられる患者さんがおられます。また、そういう指摘を受けておられなくても朝起きると顎が疲れていたり、虫歯でなくても歯がすり減ったり欠けたりする場合、歯ぎしりをしている可能性があります。
一般的に歯ぎしりを言われる上下の歯を左右にこすり合わせるグラインディング、スポーツや筋トレなどで力を入れるときに歯を強く食いしばるクレンチング、考え事をしているときに無意識に歯をカチカチ細かく嚙合わせるタッピングなどは歯やアゴに負担をかけてトラブルの原因になることがあります。
ご自身でできる対策としては体調を整えて少しでもストレスを減らす、筋トレや考え事をしているときに無意識に歯をかみ合わせていないか気をつける、などが有りますが特に就寝中などはなかなか難しいことが多いようです。
思い当たる症状があって自己管理が難しい場合、保険適用のマウスピースの作成や嚙み合わせの調整などで改善できる場合もありますのでご相談ください。
一部の歯が無くなってしまった時の対処法は、その部位や口の中全体の状況によって異なります。例えば、親知らず(前から8番目の歯)が腫れて抜かざるを得なくなったとしましょう。多くの場合は親知らずがなくても食事などに影響がないので、そのまま使っていただいてよいと思います。
ただし、上下でかみ合っていた親知らずの片方を抜いた場合、相手の親知らずが伸びてきて反対側の歯茎を傷つける可能性があり、そのような時は反対側の親知らずも抜歯が必要になることがあります。
親知らず以外の歯が無くなってしまった場合、その両側の歯が傾いてきたり、反対側の歯が伸びてきたり、あるいはかみ合わせが変わって顎に痛みが出たりすることもあります。したがって現在すぐ食事に支障がなくても、入れ歯やブリッジなどでその部分をふさいであげなければいけないことも多いのです。なるべく早く、かかりつけの歯科医院にご相談なさってください。